無知の知


¡Hola!(オラ)

¿Qué tal?(ケ タル)

 

 

いよいよ、9月になりました。

『9月』と聞いて、人それぞれ思うことは違うと思うが、個人的には、“今年もあと3か月しか残されていない。”というちょっとした焦りと“父親の誕生日何がいいか?”と頭を悩ませているところだ。笑

今のところ、2年連続でお酒をプレゼントしているから、今年はさすがに違った物を送ろうと思う。

父親の誕生日を祝えることは嬉しいことだが、年々プレゼント候補が減っていることは間違いない。笑

 

さて、良い子アピールはここまでにして、今回の本題へと移ろう。

チームの練習が始まり、シーズン開幕に向けて日々の練習にも日を増すごとに熱が入っている。

練習に熱が入るということは、必然的に監督を含めチームメイトからの要求の声も激しさを増す。

そんな日々を過ごしている時に、ある日、練習帰りにふと思った。

「こんなに周りから指示されたり、要求の声が俺に向けられるのはいつぶりだろうか?」と。

知らない人のほうが多いかもしれないが、スペイン人は練習中に指示や要求の声をバンバン出してくる。

日本人のように「阿吽の呼吸で何も言わなくても…」「あの選手は僕より上手いから…」などという理由で“指示や要求をしない”という選択肢や考えはない。

「言わないと分からないだろ!」「伝わらないだろ!」という感じだ。笑

日本人が悪いというわけではない。

日本人の強みは“団結力”“チームワーク”“組織力”だと思うし、それを成り立たせるためには、阿吽の呼吸やテレパシー的な要素は必要不可欠だろう。

 

僕がボールを持つと1人だけでなく、複数の選手が『ボールをくれ!』と眼差しではなく、『声』で要求してくる。

時には、ボールが自分のところにこないと、怒りをあらわにする選手やその場だけ一瞬ふてくされる選手もいる。笑

「スペイン人の良さだなー。」と思う反面、「いやいや、お前のそこのポジションじゃボール出せないよ!」というシーンもいくつもある。笑

 

少し伝えたいことから脱線してしまった。

日本でサッカーをしていた時、そこまで指示や要求をされた記憶はない。

なんなら、俺が周りのチームメイトに言いたい放題言って、怒りちらしていたくらいだ。笑

その当時のチームメイトでこれを読んでいる人、すまん。笑

よくよく考えてみると、監督から怒られた記憶も片手で数えられるくらいしかないと思う。

そんな『要求をする側』から『要求をされる側』になり、最初は戸惑いがあった。

だが、それと同時に嬉しさというか「俺に足りなかった、欲しかったものはこれなんだ。」と感じた。

僕がスペインでサッカーをすることを決めた理由の1つは、“スペインサッカーを学びたい!”という気持ちがあったのが1つの理由だ。

極端に言うと、“俺のプレースタイルがスペインに合わないのなら矯正してほしい。”といった感じだ。

もちろん、「日本で培った技術をスペインサッカーにぶつけたい。」という気持ちもなくはなかったが、それより“スペインサッカーはどんな点が日本と違うのか?を肌で感じたい。”と思う気持ちのほうが大きかった。

自分で言うのもなんだが、そういった学びの姿勢で来たからか、理不尽な要求されたり、意味不明な点で怒られても比較的すんなり受け入れられている。

驕らず、変に過信せず、学ぼうとすることって大事なんだなーと感じてる。

サッカーに限ったことじゃないと思う。

仕事にも当てはまると思う。

今回はもう既に結構喋ってるので、仕事における例え話は抜きにするが。笑

 

哲学者ソクラテスの『無知の知』じゃないが、知らないことを知らないと分かっていることが大切。ていう感じかな。

いや、ちょっと違うか?笑

 

ずいぶん話すぎた。

今回はこの辺でおさらばとしよう。

 

次回は、そんな要求が雨のように降り注ぐ中で、どのようなことが大切だと思うのかについて話していこうと思う。

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今回も最後まで読んでいただきありがとうござ

いました。

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アカウント名→yusuke_ito
 
 
また次回も皆さんにお会いできるのを心から

願っております。

 

では、Hasta luego(アスタ ルエゴ)