『んー、そやなー』

 

¡Hola!(オラ)

¿Qué tal?(ケ タル)

 

 

 

少し時間は経ちますが、稲盛和夫さんが亡くなられたというニュースを見ました。

稲盛さんに関する色んな書籍を読ませてもらい、色んな学びを得ました。

日本でトップクラスの経営を長年に渡り、やってこられた稲盛さんの言葉や考え方には、自分にはまだ持ち合わせていない考えが多く、その一つ一つの言葉に胸を打たれました。

トップクラスの経営をやってこられた稲盛さんだからこその説得力があり、メッセージに重みを感じたのを覚えてます。

稲盛さんのエピソードとして覚えていることとしては、僕が『もし現在もご生存されていたら会いたい人トップ3』に入るパナソニック創業者の松下幸之助さんの講演会に稲盛さんが出席したときの話。

ある記者が松下さんに、『どのようにすればダム式経営ができるのですか?』と質問した。

※ダム式経営分からない人は、ググってください。笑

それに対し、松下さんは『んー、そやなー、私にもよく分からんけど、ダム式経営をしようと思うことやな。』と言った。

それを聞いた記者達は、『ダム式経営の具体的な部分が聞けると思っていたのに、とんだ的外れな解答が返ってきたよ。』と苦笑いだったそう。

ある1人を除いては…

そう。稲盛和夫さんだけは松下さんに真剣な眼差しを向け、頬を赤くしていたそう。

『そうか!ダム式経営をしようとすることが大事なんだ!』と。

『やり方どうこうではなく、まずは実行しようとする気持ちがないとダメなんだ。』と。

いやー、痺れます。笑

少し稲盛さんの話で盛り上がりすぎました。

稲盛さん

“心からご冥福をお祈りします。

いろいろ学ばせていただきました。

ありがとうございました!”

 

では、本題に移ろう。

日々の練習で、チームメイトや監督から降り注ぐ要求や指示の数々。

そんな環境下でサッカーをする上で、僕が大事だと思うのは、当たり前のことかもしれないが、やはり『自分で考える、判断してプレーする。』ということだ。

イメージしてほしい。

自分にボールが渡る。→『俺にボールをよこせ』と言わんばかりに、周りから自分の名前を叫ぶ声が一斉に聞こえる…

当たり前だが、ボールは一つ。笑

よって、選択肢は複数あるにしても、最終的にパスを送ることができるのは、ただ一つ。

その複数ある選択肢の中から“チームが勝つため”の最善の判断をしなくてはいけない。

自分にボールが渡って次のこと考えているようじゃ遅いし、ましてや人の言いなりロボットのような選手は…笑

目も当てられないだろう。笑

 

“人の言いなりロボット”という点で言うと、スペイン人はちゃんと自分の考えや意図を持っている。

選手が監督から「なんでその選択肢を選んだんだ!?」「今のはこっちのほうが良かったぞ!」と言われても、「だって今のは、こういう状況だったから、このプレーを選択した!」と監督に主張している光景を数多く見かける。

監督に対する口答えや反論ではない。

あくまで自分の考えを主張しているだけ。

『監督と選手』という上下関係が成立している日本では滅多に見かけない光景だ。

 

僕は自分で考えてプレーしているつもりだが、パスを貰えなかった選手が「なぜ俺にパスを出さなかったんだ。」と言わんばかりの表情や実際に言われたりすると、「あれ、自分のプレー間違えてたかな?」と思う時も正直ある。

ただ、それは自分が考えた上での判断、選択だから、そこまで大きな問題ではないと思う。

それが間違いだったとしても、それは次に活かせる失敗だと思う。

人の言いなりで動く人あるあるで「誰々さんが言ったからー。」とか、サッカーで言うと「監督がこう言ったからー。」とか。

いい加減そんな言い訳はやめよう。

聞いているこちらが恥ずかしくなる。

誰かが何かを言ったにしても、それを最終的に判断して選択するのは自分自身だ。

『じゃあ、どうすれば自分で考えられるようになれるか?』って?

『んー、そやなー、私にもよく分からんけど、自分で考えようとしてみることやな。』

そういうことです。

松下幸之助さんが頷いておられることでしょう。笑

 

稲盛和夫さんの話で盛り上がり過ぎたこともあって、今回も結構喋っているので、ここら辺でお開きといこう。笑

今回、サッカーをしている人からすると、「なんだ。そんなことかよ。」と思った内容かもしれない。

だが、これに尽きる。

さて皆さん、仕事で“人の言いなりロボット”や“受け身の姿勢”で仕事してませんか?

サッカーは、そういった人間にならないための素晴らしいスポーツだと改めて思います。

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今回も最後まで読んでいただきありがとうござ

いました。

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また次回も皆さんにお会いできるのを心から

願っております。

 

では、Hasta luego(アスタ ルエゴ)