¡Hola!(オラ)
¿Qué tal?(ケ タル)
今回こそは、前回話したかったことを伝えようと思う。
ただ、本題に入る前の導入として、もう少しだけ、日本語の難しい点を話したい。笑
前回の『漢字』『漢字の読み方』だけでなく、日本人ですら理解できない言い回しをする言葉もある。
どういうことか説明しよう。
『大丈夫です。』この言葉を例に挙げよう。
上司:「〇〇君、今日みんなで食事に行こうと 思ってるんだけど、君もどうかな?」
部下:『大丈夫です。』
……
結局どっちなんだ?
この会話文をよく観察すると2つの視点で捉えることができると思う。
一つは、『はい!僕も行けます、行きます!』という捉え方。
もう一つは、『いや、今日はちょっと用事があるので、遠慮しときます、結構です。」という捉え方。
もちろん、実際の会話では、相手の表情もあるし、どんなトーンで言っているのかによって分かることもあるだろう。
ただ、ホントにどっちとも受け取れるようなことがあるのも確かだと思う。
さあ、本題へと移ろう。
スペイン語で会話をしていると、スペイン人から『Sí o No???』と聞かれることがある。
『Sí』とはスペイン語で『はい。』という意味。
『No』とは皆さんもご存知の通り『いいえ』だ。
つまり、僕がスペイン人によく言われるのは、日本語で言うと、『“はい”なの?“いいえ”なの?』ということだ。
先ほど、日本語の例で出したように、『結局、どっちなんだよ!』ということ。笑
ただ、これは僕が曖昧な回答をしたからこのように言われるわけではない。
どういうことか説明しよう。
例えば、誰かが僕に『今日はサッカーの練習はないの?』と聞いてきたとする。
スペイン語で書くと『¿No vas a jugar al fútbol hoy?』。
さあ、ここが問題の部分だ。
皆さんは、この質問に対して“うん、今日はサッカーしないよ!”と伝えたい時、先ほど教えた“Sí”と“No”どちらを使って答えるだろうか?
咄嗟に“Sí”と言いたくなってしまわないだろうか?笑
相手の質問に対して、肯定するというような感覚で。
だが、皆さん薄々お気づきの通り、この答えは間違いで、これこそ僕がよく間違えるポイントだ。笑
スペイン語だけでなく、英語でも同じことが言えるのだが、今回は『否定形』で質問されている。
これが厄介。
英語やスペイン語では、否定形の質問なのか肯定形の質問なのかに関係なく、“何かをする”“そう思う”と伝えたい時は、“Sí”を使わないといけないのだ。
逆に“何かをしない”“そうは思わない”と伝えたい時は、“No”を使わないといけないのだ。
もうお分かりだろう。
今回の質問に対して『僕はサッカーをしない』と伝えたい。
だから、正しい答えは“No”になるのだ。
理屈では分かっていても、咄嗟に質問されると日本語の感覚で伝えたいことと逆の答えを言ってしまう。
で、『あ、しまった!またやっちまった!』と思って、慌てて言い直すと、質問した人から『Sí o No???』と言われるということだ。笑
今回は少しスペイン語の文法的な要素の話になってしまったが、個人的には自分の失敗談を話したつもりでいるから、今回の話を聞いて少しでもクスッと笑ってもらえたなら、嬉しい限りだ。笑
いやー、やっぱ日本語って難しい…
いや、今回はスペイン語が難しいのか。笑
今回も最後まで読んでいただきありがとうござ
いました。
Instagramでは、スペインでの生活の写真や動
画を配信しているので、そちらも是非チェ
ックしてください!
アカウント名→yusuke_ito
また次回も皆さんにお会いできるのを心から
願っております。
では、Hasta luego(アスタ ルエゴ)