¡Hola!(オラ)
¿Qué tal?(ケ タル)
今回は、嬉しい事と悲しい事の2つを話していく。
もちろん、僕に関すること。笑
えー、先にどちらから話そう…笑
やはり最後はハッピーエンドで終わりたいので、先に悲しい事から話していこう。
リーグが開幕してから、4試合が終わった。
だが、僕が出場したのは開幕してからの2試合だけ。
“ベンチで出場機会を得られずにいる”という訳ではない。
ベンチにも入っていない。
理由は、スペインでの“選手登録”、“国際移籍”が済んでいないからだ。
この国際移籍というのは、日本で何らかのクラブチームや高体連でサッカーをしていた人が、スペインだけに限らず、他の国でどこかのクラブに所属しようとする場合は、必ず必要な手続き。
プロサッカー選手も例外ではなく、あのメッシやクリスティアーノロナウドも他の国のクラブに移籍する場合は、この手続きが必要。
まあ、要するにその手続きがまだ終わってないから、開幕してから2試合以降はベンチにすら入れていない。笑
さらに、悪いこととしては、こういったお役所系の手続きというのが、スペインは物凄く遅い。笑
笑いごとではないが、笑いが出るくらい遅い。笑
この記事を練習前のメトロで書き始めたのだが、今日の練習中にチームメイトから『いつ試合で出れるの?』と聞かれ、『分からない。何とも言えないよ。ただ、手続きが終わるのを待つしかない。』て言うと、『ぶはぁー、そんなスペインの手続きなんてどれくらいかかるか分わねーよ。クソッタレ。』て言っていた。笑
悲しい事はこのくらいにしよう。
読んでいる人をしんみりさせてはいけない。
あ、1つ大事なことを言い忘れるところだった。
もし、この手続きが完了したとしても試合に出れるかどうかは分からない。笑
実力不足で出れない可能性も大いにある。笑
では続いて、明るい話といこう。
明るい話というのは、そのクソッタレの手続きにより、試合に出場できない僕に対し、いろんな人が声をかけてくれることだ。
チームメイトに関しては、毎回の練習で『試合出れる!?』とか『例の件どうなった!?』と聞いてくれる。
チームメイトだけでなく、監督もこまめに『手続き終わった?!』とか聞いてくれる。
さらに、試合に出れなかった2試合とも試合観戦しに行ったのだが、昔ながらのクラブのファンに『何で試合に出れないんだよ!!』とか、ある女性からは『あなたのプレーが好きだから見に来たのに、残念だわ!』と半分冗談、半分本気で言われた。笑
みんな本当に優しいし、自分が自意識過剰なだけかもしれないが、お世辞で言っているようには感じられない。
みんな、リアクションもマジだし、僕にかけてくれる言葉も心の底から言ってくれているように感じる。
女性の言葉に関しては本当に涙が出そうだった。
自分で言うのも恥ずかしいが、長いことサッカーをしてきて、「サッカーが上手い!」と言われたことはある。
だが、『僕のプレーが好き。』『僕のプレーを見るために来た。』とは一度も言われたことがない。
本当に良い経験させてもらっているし、このチームのために全てを捧げようと心から思う。
リーグ戦が始まる前は、正直、“来年は、もう1つ上のカテゴリーの他のチームで…”なんてこと考えていたが…
もうそんな考えは1ミリもない。
“このチームで優勝して、このチームメイト全員で1つ上のカテゴリーに上がる。”
これしか考えていない。
最後に、もう1つ嬉しかったこと。
先週の試合で、試合会場に着くと、どこからともなく『ユー!!』と呼ぶ声が。
(スペインで“ユー”て呼ばれてます。笑)
聞き間違いかと思っていたら、1人の少女が。
おそらく5歳くらいだと思われる。
こちらを向いて、また『ユー!!』と読んでいる。
その女の子の可愛いさは言うまでもなく。笑
兄弟と思われるお兄ちゃんも僕のほうを見ていた。
2人のもとへ近づき、女の子を抱っこしてあげて、少しお話しをした。
女の子の方がスペイン語が上手だったのは言わずもがな。笑
これだけでも十分嬉しいことなのだが、試合後には、その兄弟のお父さんと思われる人が、『子供たちと一緒に写真撮ってくれない?』とまで…
僕の携帯でも写真撮ってもらうのを忘れてしまったのが残念。
でも、ホント最高です。
このチームのために骨をうずめます。
自慢話のように思われる方もいると思うので、もう終わり。
今回も最後まで読んでいただきありがとうござ
いました。
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画を配信しているので、そちらも是非チェ
ックしてください!
アカウント名→yusuke_ito
また次回も皆さんにお会いできるのを心から
願っております。
では、Hasta luego(アスタ ルエゴ)