ある男

 

¡Hola!(オラ)
¿Qué tal?(ケ タル)



こんなに短期間で、ブログを書くことになるとは、、、
あの男と1本の電話をかわすまでは、思いもしなかった、、、

ということで、今回はタイトルにもある通り、ある男について話していく。
先に言っておくが、「ある男」というのは僕ではない。笑
そのある男というのは、このブログを読んでいる人の中でも知っている人はいるのではないかと思うので、是非最後まで読んでもらえればと思う。

その男との出会いは、高校時代。
いや、正確に言うと小学校時代から地区のトレセンなどで既に見たことはあったし、話したこともあったと思う。
身長は高くないし、足がめちゃくちゃ速いわけでもない。
”止めて蹴る”の技術が人並以上だったというくらい。
ただ、誰よりもサッカーが好きだった。
それは、日頃のサッカーに対する姿勢から見て取れた。
毎日の練習で居残り練習は当たり前だし、何よりもその居残り練習をするという行為が何物にも縛られていない感じが羨ましくもあり、感心するばかりだった。
僕もほぼ毎回の練習後に自主練をやっていたが、それは、どちらかというと義務感でやっていた感が大きかったと思う。
”ここで練習サボったらダメだ”とか”その男に練習量で負けちゃいけない”とか、、、
だが、彼は先ほども言ったように、そのような雑念がなく、単純にボールを触る、蹴るのが好きだから、居残り練習をしていたという感じ。
なんか応援したくなるような人間て感じ。笑
やはり、”類は友を呼ぶ”という言葉はその通りだと思う。
お互いサッカーで上にいきたいという気持ちが繋がり、居残り練習はよく2人でボールを蹴ったし、僕の練習にも付き合ってもらった。
この時点で既に誰のことについて書いてるのか察している人もいることだろう。

その後、彼は天理大学へ。 
大学時代の試合は1度も見ていないが、たまに帰省してきた時は、会っていろんな話をした。
会うたびに身体が大きくなり、おじさんになり、、、笑
その姿を見るたびに「相変わらず頑張ってんだなー」と思った。

さすがに大学でサッカーやめるかと思いきや、彼のサッカーに対する情熱は冷めるどころか、”海外に行きたい”と。笑
行きたい国は”ドイツ”だと
話を聞くと、彼の友人でドイツにサッカー留学をした人がいたらしく、その人を伝っていろいろ話を聞いたらしい。

結局、彼はドイツへ。
正直、彼に対して羨ましさがあった。
プロになれるか、なれないかは別にして、”まだサッカー本気でやっていること”や”ただ純粋に1つのボールを追いかけたい”という気持ちだけで、その行動が取れることがカッコよく見えていたのかもしれない。
ぶっちゃけ彼の存在がなければ、公務員を辞めてまで、今こうしてスペインにいることは、なかったかもしれない。

ドイツに行っていた間も、たまに連絡を取ったり、帰国した時はボール蹴ったりした。
ドイツの話もいろいろ聞かせてくれた。
スペインとドイツでは、いろいろな面で違いはあるだろうけど、1度もヨーロッパへ行ったことのない僕からしたら、少しでも海外をイメージするいい参考になったことは間違いない。


ここまで、ダラダラとある男について話してきたが、結論から言おう。
彼は、ドイツでサッカーを引退し、日本に本帰国する。
プロではないのに、引退という言葉を使うのはどうかと思うが。
もちろん、日本に帰国しても、サッカーはすることだろう。
ここで言う”引退”というのは、”サッカー選手としての花を咲かせることの終わり”という意味だ。

彼がこの決断をした翌日、2日後にたまたま僕が久しぶりに連絡を取ったところ、この話をしてくれた。
前回電話した時は、その電話した翌日に”試合で決勝点を決める”など、電話する度に何かドラマを作ってくれるあたり、やはり何か持っている。笑
この場合、俺が持っていることになるのか?笑
まあ、そんなことはどうでもいい。
話を戻そう。

まさか、そんな話をされるとは思いもしなかったし、悲しみや寂しい気持ちがすぐに込み上げてきた。
だが、当の本人の口から”悔いはない!””やりきった!”という言葉を聞いて、ホッとしたし、悲しみは誇らしさへと変わった。
プロの選手でも怪我をキッカケにサッカーをやめる選手がいる中で、プロの選手でもなんでもないといえど、怪我をキッカケにやめるのではなく、本人の納得、満足の上でサッカーをやめるという決断に嬉しさもあった。

また彼はこんな話もしてくれた。
「俺は、周りの友人と比べたら、社会経験も全くなく、サッカーだけやってきた。だから、それに対する不安がある。それに比べ、周りの友人は、ちゃんとした仕事に就いて、貯金もあって、幸せな家庭を築いている人もいる。それがねー、、、」

皆さんは、これを聞いてどう思う?
ドイツで5年?6年?サッカーをやってきた男が、、、
僕は彼に個人的な意見を言った。
ドイツで5、6年生活してきたその経験は誰もが得られるものではないと。
その経験は、お金に代えがたいものだし、僕からしたら1000万円以上の価値があると。
日本でドイツにサッカー留学した人が何人いるだろう?
その中で、5年近くもドイツでサッカーした選手は何人いるだろう?
また、その中で大したキャリアを持っていないにも関わらず、ドイツへ渡った人は何人いるだろう?笑
凄く限られるのではないだろうか?
凄く限られるということは、それほど価値があるものだと僕は感じている。
それに比べて、日本で普通の一般企業に勤めて、生活している人は何人いるだろう?
言わずもがな、大半だ。笑
何も日本で生活している人を批判する気はさらさらない。
幸せの形は人それぞれ。
安定した収入+家庭=幸せと感じる人もいるだろう。
ただ僕は、日本でのそのような生活よりも、お金がギリギリでも自分のやりたいことを一生懸命やっている人間のほうが輝いて見える。
僕は。
”僕は”!笑

まあ、とりあえず彼に伝えたのは、そんなことに引け目などを感じる必要はないし、逆に胸を張っていけと。
もしかしたら、日本でその経験を活かした仕事に就けるかもしれないと。
とは言ったものの、ホントはこのメッセージは彼に対するものでなく、自分自身を肯定するためのものだったのかもしれない。笑

ということで、日本に近々、彼は帰国するだろうと思われます。
いろいろ遊んであげてください。

長くなったんで、終わります。
最後にその”ある男”の名前を。
福地創亮(そうすけ)。
”福地”これで合っとんかな?笑
まあ、いいや。
その男の特徴としては、鼻の横にホクロとゲジゲジ眉毛、、、あ、眉毛は過去か。笑

以上、急ぎで書いたブログでした。

f:id:vamovida:20230813202803p:image


 

 

 

 

 

 

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
Instagramもやってるので、良かったら覗いてみてください!
アカウント名→yusuke_ito

では、Hasta luego(アスタ ルエゴ)